nagnutsさん作 MIA ガンダムVer.Ka
【RX-78-2 GUNDAM Ver.Ka】


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【作品名】
MIA RX-78-2 GUNDAM Ver.Ka

【拘ったポイント】
最初に自分がMIA改造をする動機として「自分が欲しいモノ」という動機があります。
それを今回は「他人が見ても欲しがるモノ」という点を追加して
「人に見せる」事を意識して製作しました。

本題の「拘ったポイント」ですがいくつか挙げられます。
・リ・アームズのダルい造型の修正・プロポーションを殺さない広い可動範囲
・発色の良さ
以上でしょうか。特に表面処理はかなり大変でした。
写真を撮るのがヘタなので伝わるかどうか不安ですが…

【改造箇所、工法】
ここでは部分ごとに分けて説明しますが、
基本的に全体の面取り、エッジ処理等を施しています。
また、リ・アームズの造型は小松原 博之氏の造型を元にしているようだったので、
出来るだけカトキ氏のデザインに近づくように心掛けました。

■頭部■
・フェイス部を「MIA ガンダム2ndVer.」(以下「ガンダム」)のモノに交換。
・アンテナを「MIA ガンダム5号機」(以下「5号機」)のモノに交換。
 (長さ、角度等の理由から)
・首の関節に「関節技(小)」を組み込みマルチ可動化。

■胴体部
・胸部のモールド埋め。

■腰部■
・腰関節には「関節技(中)」を組み込みマルチ可動化。
 その際に出来た隙間の対処法として
 「MIA ザク2ndVer.」の腰関節部を切り取ってカバーに使用。
・フロントアーマーには「フレキシブルパイプ(中)」、
 サイドアーマーには「関節技(小)」を組み、可動させています。
 フロントアーマーの可動法はお勧めできません。
 ヒンジを組んだ方がよいかと思います。
・脚の付け根部分のボールジョイントは「MIA アレックス」
 (以下「アレックス」)の肩関節を埋め込みました。
・股間部の丸モールドは「関節技(小)」でディティールアップ。

■脚部■
・太腿の付け根には「アレックス」の肩関節を回転軸として
 そのまま埋め込みました。
・膝関節は「ガンダム」のモノを埋め込みました。
・足首はサンダル部分はリ・アームズから、
 グレーの足首付け根部分は「5号機」のモノを関節軸ごと移植しました。
 アンクルガードも「5号機」のモノです。

■腕部■
・二の腕は「ガンダム」のモノを使用し、肩関節軸ごと移植。
・ヒジのマイナスモールドは市販品のディティールパーツを使用。
 ヒジ関節は「ガンダム」から移植。
・肩アーマーはリ・アームズのモノに
 「ガンダム」の肩アーマーの受け部を移植。
 肩アーマーのダクト部(?)にディティール追加。
・手首は関節ごと「5号機」から移植。

■バックパック■
・マイナスモールドは市販パーツに交換。
・バーニアは「高機動型ザク」のモノをそのまま使用。

■武器類■
・シールドはリ・アームズモノをリペイント。
・ビームライフルは「5号機」のモノ。
・ORE-GUNのビームキャノンをリペイント、デカール貼り。

■塗装■
V・カラーホワイトで下地塗装→
 Mr.カラーをV・カラー専用シンナーで希釈したモノで本塗装
 (塗料に柔軟性が出ていい感じです)→デカール貼り、
 エナメル塗料(ライトシーグレイ)でスミ入れ→つや消しトップコートです。

・デカールは「MG ガンダムVer.Ka」のものと元に製作。
・調色については適当です(笑)
 胸のブルーはパープルベース、レッドはモンザレッドベースです。

【感想等】
反省点は多々ありますが、苦労しただけあって
かなり満足度の高い作品が出来たと思います。
リ・アームズにもMIAにも見えない独特の雰囲気を醸し出してます(笑)
機会があれば腰部だけ作り直したいですね。
それからトップコートもV・カラーのクリアーをベースにしたら
もっと良いのではないでしょうか。
でも遊んでも塗装は剥がれないし、
なんといっても夢にまで見た「MIA GUNDAM Ver.Ka」ですから…
僕のBlogの方で詳しい製作方法を図解説明していきたいと思ってますので、
興味があれば是非ご覧になって下さい。

【管理人コメント】
リ・アームズ+MIAの組み合わせで再現された今作、
塩ビという処理に手間がかかる素材をここまで仕上げたのは
正に「拘り」だと思います。
リ・アームズ自体かなりひどい成形状態でしたが、
ここまで精度を上げつつMIA関節を仕込まれた今作は所有感もかなり満たされますよね。
地道な作業をきっちりこなす精神力と関節を仕込む確かな技術は
模型の基本であり良い作品を作る基本中の基本、
自分も見習わなきゃいけないと改めて思い知らされます。
nagnutsさんのBlogに制作過程が多数掲載されてますので
是非御覧になって下さいませ^^

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